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Google I/O 2025にいったよ日記 0-1日目

目次

I/Oという文字を模した黒いモニュメント
これです!!

ご縁があってGoogle I/O 2025に招待して頂きました。
招待の連絡がメールボックスにあったとき、Google I/Oに参加できることなんてある!?とびっくりしたことをよく覚えています👶
なかなかない機会なので日記を残しておこうと思います。なお、カンファレンスの振り返りというよりかは旅行日記のような趣になりますので、I/Oの内容が知りたい方は違う記事を読んだ方がいいかもしれません!!

5/18: 出発前日

一人で海外に滞在するのは久しぶりなので、フライト前日で緊張していました。日曜日で普段通り近所に買い物なんか行っていたのですが、ちょっとドキドキしていました。

ちなみに数ヶ月前はもっと強気で、「I/Oできっと友達ができるだろうから、I/Oが終わったあと1日余分に滞在したろ」なんて思っていたので、今回はカンファレンスが終わった後も余分に1泊することにしていました。後述の前日受付のための前日ステイも含めると、4泊5日です。ドキドキ。

準備の際は下記のブログも参考にしていました。貴重な記事をありがとうございます😭

https://engineering.dena.com/blog/2024/05/googleio2024-report/

https://blog.keiji.dev/2024/06/googleio.html

5/19: 出発〜到着、そしてI/O 0日目

出発〜Sunnyvale到着

ZIPAIRだったので成田から夜出発、サンフランシスコにはお昼に着くスケジュールでした。その日は普通に仕事をしていたので、気持ち早めに切り上げるつもりが、家を出るのがめちゃくちゃギリギリになってしまいかなり焦ったのを覚えています。昼ごはんも逃していたので、行きの成田エクスプレスで電車酔いも起こし、かなり厳しい気持ちになっていました。たぶんすごい顔をしていたと思います😂

そして残念ながら飛行機ではすっと寝付けず、とりあえずアイマスクをして目をつぶっていました。むかし奮発して購入した良いアイマスクなので、付け心地が良いことだけが救いです。
ウトウトしたり、時折意識を失ったり。もしくはたまにダウンロードしておいた電子書籍の漫画を読むなど。

すこし罠だったのは、DMMブックスのMac版アプリではダウンロードした書籍も、初めて本を開く際には通信が必要なことでした。機内WiFiがうまくつながらず、たまたま空港で動作確認として開いていた第1巻を読んで終わってしまいました。「僕だけがいない街」の1巻を読み終え、ワクワクしながら2巻を開こうとしたらエラーが出たときには絶望しました。
iPad版アプリではDLすればいつでもすんなり読み込めたはずなんですが👶

そうこうしているとSFO(サンフランシスコ空港)に到着です。寝れたのか寝れていないのかよくわからない感覚で日中の世界に突入する絶望感。遠い国へ出向くときの醍醐味だと思えば楽しいですが、なんとなく緊張しているので特にそんなことを楽しむ余裕はなかった気がします。

Welcome to San Franciscoと表示された電光掲示板。黒地に赤字
歓迎はされているようです

さて、会場はGoogleのお膝元であるMountain View(カリフォルニア州)の北にあるShorelineという、サンフランシスコ湾に面した自然豊かな広いエリアです。このShorelineの一角にGoogle本社は位置していますので、要するに本社近くでイベントをやるわけです。なお、この会場はMountain Viewとその隣町Sunnyvaleから同じくらいの距離にあります(体感!あとで地図をみたらけっこう違うのでびっくりしました笑)。そのため私はSunnyvaleの宿に泊まりました。

Mountain View, Sunnyvale, Shoreline, Caltrainが走っている場所が掲載された地図
Google Map

SFOからSunnyvaleまではけっこう遠いです。SFOについたのはイベント前日でした。前日受付があるからですね。海外のでかいカンファレンスあるある「前日受付」です。いろいろswagをもらえるんですよね。海外カンファレンスに参加したことないのに、それだけは知っていました。しかし今回、なんと前日受付の案内に「swagは品切れになっちゃったらすまん」みたいなことが書いてあったので、飛行機の到着が遅れた私はSFOですこし焦っていました。

さて、タクシー代をケチらなければ35分ほどで到着ですが、バスと電車で行くならおよそ90分です。Millbraeを経由してCaltrainでSunnyvaleです。「いやでも冷静に考えてswag品切れってそんなこと起こるか??19時終了の受付に、バスと電車でも17時半にはいけるんだぞ??」と思ったので、後者にしました。

SFOからThe Grand HotelへのGoogle Map経路案内
Google Map

私は292番Millbrae行きに乗るのですが、「Courtyard G」の案内に沿って進んだ先のバス停に来るようです。バス停は地下の、誰も人がいない寂れた空間に存在していました。すこし不安でしたが、しばらくすると292番Millbrae行きが来たので安堵です。

ちなみに今回は、カリフォルニアの公共交通機関を使う上で便利なClipper Cardなるものを使いました。いろいろ調べて出てくる旅行ブログや公式っぽいページには「iOSアプリを入れよう!」とあるのですが、どれだけ探してもアプリが見つかりません。寂しいバス停で不安になりながら古びた情報をかきわけるうちに、下記のページにたどりつきました。アプリを入れずともApple Walletから直接追加できるのはすごいですね。

https://www.clippercard.com/ClipperWeb/apple-pay

バス停の寂れた感じやアプリが見つからない感じ。一人で海外にいる感覚を思い出してきました。この5日間、私はとにかくあらゆる壁を越え続けなければいけません。

バスを降り、Millbrae駅からCaltrainなるカリフォルニアの電車を待ちます。

雲一つない青空のしたにあるMillbraeと記された看板
天気がめちゃくちゃよい。私がどれだけ疲れていても、カリフォルニアの太陽は知ったこっちゃありません。そうです、ララランドです。

えっ待って、電車めちゃでか!?

ということでさっそく2階に乗ります。景色がよかったです。乗ってくる人たちがたまにパソコンを触っており、これが本場か!?となりました。いま思うと、べつにそんなことないような気もしますがどうだったんでしょうか。ちなみに車内は広く、テーブルがある席もあるので作業ができます。

Caltrainの車両の中の写真。新幹線のように2人分の座席がくっついて廊下を挟んで並んでおり、机を囲んだ4人席もある
Caltrain公式ホームページより(https://www.caltrain.com/electrictrainfaq)

はい、ということで私もとりあえずパソコンを開き作業をしてみました。シリコンバレーの電車で作業してみたかったんですね。単体テストを1つ通すことができました。

そんなこんなしているうちにSunnyvale駅につき、Lyftでホテルに到着したのでした。The Grand Hotelという場所です。楽天トラベルにも登録されているようで、お値打ち価格だったためここにしました。

夕暮れの空のもとThe Grand Hotelを写した写真。ロゴが光っている
なんだかいい感じです

https://www.svgrandhotel.com

なお、Google I/O参加者限定のサービス価格で泊まれるホテルも公式にいくつか紹介されていましたが、マリオット系列の良いホテル等でやはり安くはないので今回はやめておきました(ちなみにこのI/O参加は渡航費から宿泊代まですべて自費です。すこし出費はかさみましたが自由に過ごせてよかったと思っています👶)。

ちなみに私が泊まったThe Grand Hotelのデラックスキングルームは思ったより大きかったです。嬉しい!冷蔵庫もちゃんとあり、窓も大きかったです。バスルームも普段の自室くらいはあって良かったです。あと、部屋は新しくはありませんがキレイです。総じて、コストパフォーマンスが良いホテルだったと思います!

ホテルの部屋。手前左にテレビ台とテレビ、左奥に作業机がありランプもある。右奥にはソファーとローテーブル。右手前にキングベッド。奥の壁はほぼ一面がガラス窓
この部屋に泊まりました。The Grand Hotel公式ホームページより(https://www.svgrandhotel.com/)

前日受付〜Googleオフィス散策

この時点で16時くらいでした。急いで会場に向かいます。ホテルと会場の行き来は交通機関だとすごく大変かつ回り道なので、いつもLyftを使うことになります。これはもう出発前から割り切っていました、というかそれもあったのでホテルにかけるお金は少し節約した側面があったり。

10分ほどで到着です。早いですね!近場のホテルにしておいた甲斐がありました。

太陽とその強い光が映り込んで少しぼやけている、会場と思しき場所の写真。前方に大きなテント小屋が見える
まぶしさの体感をよく表している写真。このくらいまぶしいです

案内の看板。Find Your Wayと大きく書いてあり、I/O Registration, I/O Entrance, GBike and Bike Parking, Bag Checkの4箇所への道が載っている
この看板を見て「I/Oに来たんだなあ」と思いました

Welcome to Shorelineというメッセージと小さなI/Oのロゴが表示されたPixelbook
Pixelbookにメールアドレスを入力してチェックインします

受付を済ませると、下記のグッズがもらえました。あまりうまく写真が撮れなかったので、よく撮れている他の方のポストを貼っておきます。今年は受付時のswagにTシャツが含まれていませんでしたが、その意味を後で知ることになります👶

https://x.com/ojemil/status/1924850266022822257

ちなみに受付時にグッズが渡されなかったので、「swagってなんかあるんですか」と聞いたら、「あれ、いま渡したと思ってた!」と言いながらくれました。swagないんだなあと自己完結しなくてよかったです😂

さて、ホテルに帰るか迷っていたところ、明らかに目的地を持って楽しそうにどこかへ向かっている方々がいました。向かう先にはどうやら巨大な建造物があります。よくわかりませんでしたが私も向かってみることにしました。

……

えっでか!?

大きな屋根がついたガラス張りの建物の写真
あなたが写真で感じるより100倍でかいです

10分もしないうちに、なんだこれは!?という場所にきました。しかも、歩いていた人たちは楽しそうに中に入っていきます。ちょっとおれも行ってみよう!ということで自分も意気込んで向かいます。

それも束の間、「きみバッジある?」と警備員の方に聞かれました。I/Oのバッジを見せると、残念そうな顔で「それじゃないんだよね」と言われてしまいました。入っていった人たちはどうやら社員の方々だったんですね。
なお、この建物はけっこう豪華でした。ガラス張りになっている部分から中が見えましたが、広いジムやコミュニティスペースなどが見えます。グーグルの福利厚生はすごく充実しているという噂はよく聞きますが、そう思わされる雰囲気でした。ラグジュアリー(?)✨

気を取り直して、案内看板の写真なんかを撮りながらフラフラ歩いていると謎のオブジェたちを発見。でかい岩のオブジェを回して遊んでいる人がいたので、社員の方なのかなと思い話しかけてみました。はい、ぜんぜん社員の人じゃなかったです。観光しに来たようでした。どうやらこのあたりは観光に来ている人も多いようです。

敷地内に白い大きなオブジェと岩のオブジェがあり、後者をまわしている人がいる
この方に話しかけました

細かな穴があいた白い素材でできた曲線的な造形が多々交差しているオブジェを、その内部から撮影している
おしゃれな雑誌の表紙にありそう

かわいい顔をしたクマが犬のような姿勢で座ってこちらを向いているオブジェ
実は1セント硬貨をたくさん差し込んで作られたものです

フラフラしていると意外な幸運もやってくるもので、偶然にもGoogle Storeの看板を見かけました。歩いてよかったです。なお、旅行中はあまり地図を見ないのが好きだったりします👶

ということでストアに到着。やった〜!店内の写真はもっと撮ったのですが、けっこう人が写っちゃっているので割愛です。Google Mapでぜひご覧になってください。

グーグルの配色をした風車のオブジェが3本立っている奥に、Google Storeと書かれた入口がある
Google Storeの入口です

アンドロイドマスコットキャラクターである緑色のロボットの人形がたくさん売られている
かわいいですね

https://maps.app.goo.gl/cMizXytaiJABY7466

Tシャツなどなど、いろいろ買っちゃいました。Gooooogleという文字がでかでかとプリントされた(ちなみにoの連続部分でバッグの表裏を折り返している)バッグを買うかすごく迷ったのですが、本当にでかでかと印刷されているのでちょっとやめてしまいました笑

ここで買った恐竜くんフィギュアはけっこう気に入っています。

dinoのフィギュアが本棚の上に並べられている。dinoがとびこえる木も並べられている

https://shop.merch.google/product/chrome-dino-dark-mode-collectible-ggoegabq170299

また、ストアの横にはカフェがあり、IEEEマイルストーンも入口に飾ってあります。

金色のふちと青っぽい地があるところに金色の文字が彫ってある。IEEE Milestoneという題名と大きなIEEEロゴがあり、PageRank and the Birth of Google, 1996-1998とサブタイトル。残りは検索アルゴリズムの誕生などを説明した文章が彫ってある
IEEEマイルストーン=ITとかですごいことするとIEEEがくれるやつ(ハイパーざっくり理解)

また、こんな自転車も!さっきのストアで模型が売られていた自転車です。

胴体が黄色、かごが赤、ハンドルとタイヤが青いグーグルカラーの自転車が3台駐輪されている
カラフルでいいですね

こんなん乗ったらめちゃ楽しいやんと思い近づくと、、、

Google bikes are for employees onlyと書かれている
残念!!

「こんな自転車、社内の移動に必要かなあ」という、このあとすぐに粉砕される疑問を感じながら、ようやく地図でGoogle本社(GooglePlex)の位置を調べて向かいます。幸い、ストアから歩いて10分もしない場所にありました。

ガラス張りのオフィスビル。ガラスの壁にGoogleのロゴが大きく入っている
よく見るやつです

これ写真で見たことあるやつだ〜と思いながらパシャパシャしました。観光で来たと思しき人たちもここで写真を撮っていました。警備は厳重で、これ以上近づくことは社員でなければできません。
ところで、よくみる写真ってなんかもっとでかい感じしますよね?ほんとにここだったのかな。まあ自分だけの場所という気もして悪くないので、これはこれでいい写真です。

ここで過去のI/Oブログやシリコンバレー観光ブログなんかを見ていると、どうやらAndroidのあの緑のロボット(ドロイドくん?)がワイワイしている像もあるようなので、とりあえず適当に歩き始めました。先ほど偶然ストアにたどりつけたので味を占めていた私は全く地図を見ません。

……

なんとすぐに見つかりました。

アンロドイドマスコットの緑のロボットのオブジェが2体。ひとつはペロペロキャンディを持っており、ひとつは胴体のところが透けていてグミが入っている
なんとなく貫禄がありました

観光で来た人たちが喜ぶものを固めてくれているのでしょうか。サンキューグーグル。

このあたりで、どうも本当にとんでもなく広い敷地にオフィスや関連施設が集まっていることにようやく気づきました。森の中の町を形成しているといって差し支えありません。ブロックをこえるごとに、番地と施設名が書かれた看板が出てきます。王国です。私はいまGoogle王国に訪問しているのです。

町の一角の交差点のような風景の写真
左奥がGoogleの建物。右奥がGoogleの建物。道路の遥か彼方一番奥もたしかGoogleの建物。写真を撮っている私の背中にもGoogleの建物

木々に囲まれた広い芝生
こんな公園のような空間もあります

この日は、そんなことを思いながら森の中の王国をあとにしてホテルに帰りました。

晩ごはん

The Grand Hotelに戻ると19時過ぎでしたが、まったく日が沈んでいませんでした。サンフランシスコに旅行に行くと、20時とか21時まで日が沈まないことに驚く方がいますが、Sunnyvaleも同様です。
寝不足や慣れない土地での行動で、疲れがとんでもないことになっていましたが、ご飯を調達しなければいけません。いま思うと、日本から持ってきたカレーメシやカップヌードルを食べればよかったのですが。

ということでホテルから15分(!)歩いて、ご飯のあるエリアに。はじめてホテルから駅まで徒歩で向かいます(到着時は時間がなかったのでLyftを利用)。

……

人が誰もいない交差点の写真。大きな建物の看板が見切れておりSunnyvale Civicと見える

……あれ??

人が誰もいない道の写真。Downtown Sunnyvale Open For Businessと書かれた看板がある

駅前についたぞ。

バーやらターゲットやらが見える通りの写真。人が一人だけいる

……なんか人がいないな!?

はい、このとき今回のSunnyvale滞在の下記4点のルールを理解しました。

要するに静かな町だということです。もちろん私は平日5日間しか滞在しなかったので休日の様子は分かりませんが、とりあえず平日はそういうことです。実はGoogle I/Oの2週間前にはラスベガスとサンフランシスコの旅行に行っており(I/O参加が決まる前に決めていた)、当然そのあたりは賑やかだったのでギャップに驚きました。私は夜まで街がにぎやかな方が好みなので、4点目が地味に応えてしまいました。
なお、滞在の間に書いていた日記にはこう書いてあり、疲れとそして町の予想外の様子でやられていることがわかります笑 がんばれ😂

お腹が空いたので食べに行く。通りを誰も歩いていなくて怖くなる。心細い。車はたくさん通るが、それでも町には自分しかいないみたいだ

ちなみに、賑やかではない反面と言っていいのかわかりませんが、このSunnyvaleは非常に治安のいいエリアみたいです。調べるのが面倒なので、とりあえずWikipediaの一節を置いておきますが、Lyftのドライバーの方も「安全な町だよね〜」と言っていました。よかったよかった。

FBIの犯罪報告書に拠れば、サニーベール市はアメリカ合衆国の同規模都市の中で最も安全な都市10傑に入っている。1966年から少なくとも2004年まで、この10傑の5位より下になることはなかった。2005年のモーガン・クイント賞に拠れば、サニーベール市は全米の都市の中で安全な方から18位にランクされた。2009年の雑誌フォーブスによるアメリカの安全な都市リストでは7位になった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/サニーベール#犯罪

そんなこんなで駅前にたどり着き、晩ごはんはハンバーガーにしました。体調も良くないのにハンバーガーに挑んだのは「アメリカ来たし食べとかな損やろ!」という観光精神の現れです。立派ですね。

……

はい、予想以上に重いものがきました。

左手で握られたハンバーガー。溶けたチーズとぶあついパティがバンズからはみ出ている
重たいね

まず店名がMeltである時点で察するべきでした。そりゃもうとろけるチーズや肉汁溢れるパティがドシドシ挟まったハンバーガーが来るに決まっていたのです。

寝不足や疲れから体調不良気味になっていたので正直あまり楽しめなかったのですが😂、お腹は満たされました。ちょっとだけ回復。帰りはTargetでチートスとM&M's、お水を買ってフィニッシュです。チートスおいしいんですよね。

なお、どでかいTargetにはどでかいおやつしか売っていないように見えますが、それは罠(だと私が勝手に思っているだけ)で、セルフレジに小さなサイズのおやつが売っています。ひとり用のサイズでいい人は、レジ周辺もチェックしてみてください。

建物のなか、広いホールのような場所でエスカレーターが2,3つある。エレベーターも。ターゲットのマスコットキャラクターである犬の大きな像がある。人は写っていない
ターゲットはめちゃくちゃ広いですが、ターゲットですら私が行った時には人が少なかったです

鳥の形をした水差し
買うか迷いました。たしかめちゃ安いです😂

5/20

開場待機〜キーノート

さあ、いよいよGoogle I/O開幕です。8時開場で、9時から現地限定のpre eventが始まるようだったので7時30分到着を目指して向かいます。すこし早いかなと思っていましたが、下記のブログを読んでのことでした。

Google I/Oの初日の最初に行われる基調講演は、例年いくつもの新規デバイスやソフトウェアなどが発表されるイベントの中で最も注目度の高いセッションとなっています。少しでも良い席で聴講しようと多くの参加者が開始数時間前から並ぶため、私たちが2時間前に着いたときには既に長い列ができていました。
https://html5experts.jp/sakkuru/8481/

結論、この早めの到着が2つの意味で功を奏しました!

まず、渋滞を避けることができました。SunnyvaleなどからShorelineへ北上する場合はフリーウェイを経由することになりがちですが、要するに高速道路のような作りなので、交通量が増えれば素直に渋滞が発生します。この日は早く着けたので渋滞に巻き込まれておらず、本当に渋滞が発生したのかどうか厳密には知りませんが、後述するように2日目は渋滞に巻き込まれました。きっと1日目も同じ状況だったんじゃないでしょうか👶

開場を待つ列。向こう側にサーカスのテントの上側のような屋根が見える。
列のかなり前のほうに加われました✌️

もうひとつは思わぬ幸運でした。I/O経験のある日本の方々と知り合うことができたのです。I/Oの右も左もわからないまま、とりあえず開場の列に並んで「このあとどうするんやろ……」とドキドキしていた私には本当に嬉しいことでした。たぶん、前日の晩ごはんウォークで閑古鳥を心に強制定住させられたこともダメージになっていたのだと思います。

本当に親切でやさしい方々でした。エンジニアではなくビジネスサイドの方々で、I/Oとは別の仕事もあったようです。
「入場した場所に朝ごはんが並んでいることが多くてね」とか「ごはんやコーヒーがある周りの場所に日本の人が固まっていることがあってね」といったスーパーハイパーawesome本質情報を教えてくれたり、I/Oのモニュメント前で写真を撮ってくれたり。そのあと朝ごはんまでご一緒させて下さり、本当にお世話になりました……😭本当にありがとうございました。

I/Oという文字を模した黒いモニュメント
ここでみんな記念写真をします。2日目さいごのタイミングで写真を撮ろうとして時間切れになってしまっている方々もいたので注意です!

みんなはりきって朝から来て、すごく活気に満ち溢れていました。イケイケの音楽を流してくれているDJの方もいて、フェスのような雰囲気です。ズンズン。ちなみに朝ごはんはたくさん用意されているので争奪戦にはなりませんし、基本は小分けのサンドイッチやハンバーガーですのでビュッフェのように列ができることもありません。安心です。

人がたくさんいる会場内の様子
こういう通りで朝ごはんやコーヒーなどが調達できます

パラソルの下にベンチとテーブルが設置されたようなものがたくさんある芝生の上の場所。奥にDJブースがありDJがいる。人が多い
ここでみんな朝ごはんを食べます。DJがイケイケの曲を流してくれていてワイワイしています。昼頃にはPure Pも流れていました。イケイケですね!

ご飯を食べていると8時半ごろになっていたので、すぐそばのキーノート会場に向かいます。

プレイベントが始まる30分前の8時半でしたが、キーノート会場に入るための列はまあまあ並んでいました。まだ会場はオープンしていないので待ちます。猛者は朝ごはんだけサクッと手に入れて、並びながら食べていたんだと思います。でも、なんだかんだでかなり前の方に並べて、席も英語の文字起こしが見やすい少し左寄りの場所を取ることができました!
このドームは屋根による影が前半分くらいにしかかからないので、もしI/Oに行くことがあれば、がんばって前半分に属する席をとるとよさそうです。

I/Oの看板がつけられたゲートのようなところの写真。向こうは広い会場になっており、座席がたくさん見える。人がたくさん並んでいて、ちょうど入っていくところ

会場の中。テントのような屋根があるが、途中で切れている。大きな画面が見える

始まるまでの間、少し時間がありました。
自分はI/Oでとにかくたくさんの海外のエンジニアと交流してみようと思っていたので、さっそく左隣にいたエンジニアの方に話しかけてみました。話を聞いていると、どうやらマウンテンビュー在住のNetflixエンジニアの方のようです。テレビアプリやモバイルチームについて、そして働き方なんかについて面白い話をいろいろ教えてくれました。「友達みんな日本に行ったことがあって自分もいつか行ってみたい」と話していました。ぜひ来てほしいです👶
せっかくなので連絡先の交換をという話になったとき、Telegramやってる?と言われたので爆速で登録を済ませて交換しました。Telegramを人と交換したのは初めてでした。アメリカの洗礼です(?)。

果たして海外のエンジニアの方と自分はうまく交流できるかなと少し不安だったので、こうして話せたことがすごく嬉しかったのを覚えています。新卒で入った会社で英語を勉強して本当によかったです(あの頃はあまり気が乗っていなかったのを覚えています)。

そうこうしているうちに、キーノートが始まりました👶
まあこれはもう色々なメディアを見ていただいた方が早いと思うので見てください笑
でもやっぱり現地で見てみると、すごくワクワクしました。Veoで作ったすごい動画をバンバン入れてくるわ、楽しい演出をドカドカ入れてくるわで、とんでもなかったです!!

なによりAndroid XRがすごかったです。サイエンスフィクションやんってなりました。ジェントルモンスターが好き(持ってはいないが店舗を見かけると入ってしまう)なのもあり、めちゃくちゃ欲しいなと思いましたが、果たしておいくらなのでしょうか。続報を待ちます👶

Today, we announced that we’re partnering with innovative eyewear brands, starting with Gentle Monster and Warby Parker, to create stylish glasses with Android XR.
https://blog.google/products/android/android-xr-gemini-glasses-headsets/

ランチ〜デベロッパーキーノート

さて、興奮冷めやらぬままキーノートが終わり、ランチの時間です🍴

ランチは5種類から選べました。嬉しいですね。

ランチメニューが書かれた看板。5つあり、上からsesami wrap, italian medley sandwich, the other cobb, tex-mex smoky quinoa bowl, island teriyaki bowlがある。各メニューの詳細な使用材料およびビーガン食かどうかやグルテンフリーかどうかなどが載っている
5つもある!

さて、受け取ったはいいものの食べる場所が全然ありません!
キーノートが終わったあとにのんびり会場の地図なんか眺めたり、まだ始まってもいない各セッションの会場を覗いたりしていたからですね。完全に席が埋まってしまっています。

フラフラ歩いて席を探していると、日陰のいい感じの地面に座ってご飯を食べている日本の方を見つけました。この人も席がなかったのかもなあと思いつつ、ランチをご一緒させて頂きました。とある会社でAndroidアプリを開発されているとのことでした。
この方も一人で来てSunnyvaleのあたりにいるようで、町でぜんぜん人を見かけない話で盛り上がりました。加えてランチは二人とも同じメニューを選んでおり、めちゃくちゃ味が濃いねという話も楽しかったです。なお本当に、信じられないくらい味が濃かったです。すごかったです。

なお、もちろん仕事の話もたくさんしたのですが、特定できちゃう可能性もあるので書けません。なお本記事はこのあともそんな感じで、仕事の話はあまり出てきません!

さて、そうこうしているうちに先ほどの会場でデベロッパーキーノートです。これも詳しい内容は各メディアを見てください。その名の通り、Android Studioにこういう機能が入るよとか、CSSの新しいやつを紹介するよとか、開発者向けの共有が多いです。

セッションの様子。大きな画面があり、プレゼンターがいる

セッションの様子。大きな画面があり、プレゼンターがいる

デベロッパーキーノートは最初のキーノートよりもデモが多かったことが印象に残っています。やはりエンジニアはデモを見て盛り上がるので割とワイワイします。
始まる際には「いまからデモをどんどんやる!うまくいかねえこともあるけど盛り上がっていけよ!」(ハイパー超訳)的なことを言っていて、会場が一体になっていました笑 失敗した時の方が盛り上がっていた気がします。失敗すると「ヒュ〜!!」みたいな声と一段と大きな拍手が起こります😂 こういう空気のカンファレンスは本当に楽しいですよね!

webエリア〜パーティー

さて、Google I/O 2025のセッションはAIとAndroidそしてWebという3本柱で構成されています。実際にこれら3つに対応するエリアが設けられており、デベロッパーキーノートで紹介された機能やされていない新機能のデモが体験できたり、その分野のセッションが聞けたりします。

デベロッパーキーノートが終わってからは2日目の終わりまで、基本的にはこれら3エリアに行ってみるか、他の特設コーナーに行ってみるかの2択になります。特設コーナーは例えばこんな感じです。

AI sandboxと書かれた大きな建物。壁面にはウェブなどをイメージしたアイコンがいろいろと描いてある
AI sandboxは2日目に行きましたがすごかったです。この建物の中だけ時間が10年ほど進んでいるのかと思いました

立て看板が写っている。Webという文字をしきつめた地に大きなマウスカーソルが描かれており、側面にもWebと描かれている
webエリア

人がたくさんいる会場のなかにAndroid Q&Aと書かれたブースや、Androidと書かれた立て看板のようなものがある
Androidエリア

先ほども書いたように、自分はとにかく海外のエンジニアの方々と話してみたかったのでWebエリアに真っ先に向かいました。自分がよく知っている話で盛り上がってみたかったのです。

行ってみると、やはりWebエリアです。IEEEのキーホルダーと"I Love HTML"というステッカーをリュックにつけた人から、Chromeエンジニアまで。みんなWebが好きなんだねえとなります。そして実際、ChromeエンジニアやDevRelの方々、そして同じWeb系のエンジニアの人たちと話せました!日本在住のSvelte大好きテオさんやテオさんの会社のメンバーの方々とも知り合うことができました。

そしてブラウザ開発に興味がある自分としては、特に、海外に住んでいるブラウザエンジニアの人たちと話せたことが本当に感慨深かったです。「Gerritでレビューをくれる人たちが目の前にいるんだなあ」という感動がありました。AI系スタートアップなどによる新興ブラウザの開発や、最近新しくChromeのAI機能を担当することになった方の話など、いろいろなトピックの話ができて嬉しかったです。ちなみに自分がよくコードを触ったり読んだりしているアニメーションやレンダリングまわりに取り組んでいるメンバーとは結局会えなかったので、いつかまた会えたらいいなと思っています👶

なおセッションやデモも興味深かったです。Chromeで利用できるAIのAPIの紹介、そしてそれを標準化しようとしている話(LLMモデルはもちろん抽象化されるらしい)、また、新しいAPIがBaselineのNewly Availableになるまでの期間が傾向としては短くなっている話など、いろいろと勉強になりました。

椅子が並んでおり、人が座っている。壇上には人がいて、スクリーンに資料が写っている。英語の字幕が左に設置された小さなスクリーンに映されている
こんな感じでセッションをききます。左右には話された言葉がリアルタイムで、多少の遅延はありますが表示されるので聞き逃してもなんとかなります

けっきょくその日はwebエリアでほとんどを過ごしたあと、夕方のパーティを楽しみました。いろいろな場所でいろいろな催しをしていたと思います。

特設ブースのような場所にテーブルと椅子が多くあり、人がたくさんいる
こういう場所がたくさんあります

ビンゴ大会にも参加しましたが、テーブルにひとりすごく盛り上げてくれる参加者の方がいてワイワイできました。みんなでビンゴに関係ない話をしていたので、読み上げられる数字を誰も聞いておらず、ただ一人黙々とやっていた方を除きビンゴには全く至りませんでした😂

インドから来ていたエンジニアの方に日本のアニメがとても好きだと言われました。海外に行ってアニメが好きだと言われる機会は多く、自分も好きだから話ができて良いなと思います。自分はこの日、誰かと話すきっかけになればと思い、ユニクロの攻殻機動隊Tシャツを着ていっていました。「機械と人間を隔てる境界の曖昧性を考えるアニメで、、、」という話をしてみんなで盛り上がりました。なお、このインドから来た方はカウボーイビバップが一番のお気に入りだったようですが、私はみたことがないので盛り上がれず😭ただ、MONSTERも好きとのことで、浦沢直樹の大ファンである私は歓喜し、浦沢直樹ストーリーの求心力の強さについて言葉を交わすことができました。

なお黙々ビンゴ氏も自身がビンゴした直後から突然おしゃべりになり、盛り上げてくれました。色々な国を転職してまわっているそうです。海外転職をするための考え方をいろいろ教えてくれました。ありがたいです。こういった話を偶然出会った方とできるのは、もちろん日本でも機会はあるのですが、とは言えやはり海外カンファレンスに来た感じがして面白かったです。

ちなみにこの日は晩ごはんが出ます。Sunnyvaleでの外食は安くないので、ふつうに嬉しいのでした👶ヤッタ~

夕方、低い位置にある太陽を会場から写した写真。人がたくさんいる
そんなこんなで日も暮れてきたので帰ります

もちろんホテルに戻ったあとはめちゃくちゃ疲れていて早めに寝たのでした。2日目に続く(キートン山田)。

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